商品紹介

2018年10月30日

ファスナー作成

こんにちは。 管理部の安部です。

今日は弊社で一番使用頻度の高い10番コイルファスナーの止め製品を作製したいと思います。



品名:10C C DFW 50cm #566(OD)
    (10番コイル 止 片面短スラス 50cm OD色)


材料:10Cチェーン56cm 1本、片面スラス(10C DFW)1ヶ、上止め2ヶ、下止め1ヶ
 ※ファスナーは両端に余尺が必要なため、作製したいサイズ+両端に3cmずつ余尺をとります。
  今回、50cmを作製しますので、56cmの長さで準備します。




工具:エンドニッパー、ペンチ、ハンマー、ゴム板



コイルファスナーにはエレメントの向きがあります。
 写真のように並べると左右でファスナー中心のエレメントの向きが違うのが解ります。
 今回、左側を「上」、右側を「下」と表現します。

それでは作製を始めます。



まず、両端の余尺部分のエレメントを取り除き耳を作ります。




ファスナーの先端をバラしてから行いますが、バラす前に、どこまで取り除くか裏面に印を付けておくと便利です。
 ファスナーはテープを左右に引っ張っても中々外れません。
 ファスナーを手に取って、両手で前後にズラすと簡単にバラけます。(






内側のエレメントをエンドニッパーで取り除いていきます。
 ニッパーの刃の幅によりますが、エレメントを3~4本づつカット出来ます。(
 ※予想以上に力がいりますので、充分気を付けてください。 女性の方は両手でしっかり握ってください。





こんな感じです。 あとは、外側のエレメントを外します。
 毛抜きの要領で、1本づつエンドニッパーで挟んで引っ張れば外れます。
 (慣れれば、まとめて瞬時にとる事も出来るようになりますよ)
 外し終わったら、再度エレメントをはめ込んでください。




上が成功例です。
 下はかなり汚いですが、初めての際は、こんな感じになる事が多々あります。





⑫⑬スラスを取り付けます。  ④で記述しましたが、「上」のほうからスラスを取り付けます。
  スラスの大きい1ツ穴のほうから差し込み、2ツ穴から出てくればOKです。



⑭⑮上止めを取り付けます。
  ファスナーの裏面より、エレメントの端から2ツ目を、上止めの2本足で挟み込みます。
  残りの1本足は、生地に突き刺します。
  表面より、ペンチを使って3本の足を内側に折り潰します。



下止めを取り付けます。
 手でハメ込む事も可能ですが、これもかなりの力技が必要となりますので、
 今回はハンマーを使用します。
 ゴム板の上に、表面を上に向けて置き、その上に下止めを置き、ハンマーでガツンと一発たたいてください。(





⑱⑲足が生地を貫通しますので、出てきた足をペンチで内側におり潰してください。



こんな感じで出来上がりです。


お解りいただけたでしょうか? 写真でけでは伝わりにくいとは思いますが、結構簡単に出来ます。

ちなみに、20数年前に入社した私ですが、入社1日目の仕事がこの
ファスナー作りでした。

商品お問合せ・ご質問

お電話、もしくはお問合せフォームより、お問い合わせ・ご質問を受け付けております。